コラム カリスマは「親切」でつくられる 2025.08.04 目次 1.自慢話で人の心は動かない 2.「承認欲求」の正体と使い方 3.カリスマ性の源泉は、親切と気づかい 4.言葉ではなく、結果と他者評価で勝負する 5.いま承認されている人へ:ここからが本番 1. 自慢話で人の心は動かない 「すごいでしょ」「こんな実績あるんですよ」 自慢話をすればするほど、人は離れていく。 それは自己承認欲求の垂れ流しであり、 相手にとっては“重いノイズ”でしかない。 コミュニケーションの達人は知っている。 人が動くのは「感動」したとき。 そして、感動は「自慢」ではなく「親切」から生まれる。 2. 「承認欲求」の正体と使い方 人間は皆、承認欲求で動いている。 だが、承認されたい側に立ち続ける限り、影響力は持てない。 逆に、他者を承認できる人―― つまり、相手の自尊心を傷つけず、 その人の中の“自分ってイケてるかも”を引き出せる人は、 自然と周囲から求められる存在になる。 つまり、承認欲求を“使う側”に回るのが、 コミュニケーションの本質だ。 3. カリスマ性の源泉は、親切と気づかい 歴史に名を残す政治家や経営者は、例外なくこれを実践している。 「人前で承認する」「気づかいを言葉と行動で示す」 それを“仕掛け”として意識的にやっている。 ある経営者は、社員の子どもの受験日まで記憶していた。 幹部の奥様の誕生日には花を届けた。 一見偶然に見える行動も、すべて戦略だった。 だが、それは“操作”ではない。 そこにあるのは、徹底的な他者目線と、配慮の蓄積である。 4. 言葉ではなく、結果と他者評価で勝負する 自分のことを語らない。 相手の話に徹する。 それでも信頼される。 なぜか? 成果が語るからだ。 結果の出ている人は、語る必要がない。 むしろ語ることで信頼を損なう。 「すごい人」は、自分から“すごさ”を語らない。 他者の声と、行動の積み重ねが証明していく。 5. いま承認されている人へ:ここからが本番 すでに結果を出し始めたあなたに伝えたい。 ここから先は、“自分語り”ではなく“他者語り”が問われる。 部下を承認し、仲間に親切を尽くすことで、 あなた自身が次のステージに登ることになる。 カリスマとは、本人が発するのではない。 周囲の人が「この人はすごい」と語りたくなる構造を、 親切と配慮でつくりあげていくものだ。 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: adminコラムコメント: 0 報酬が上がった瞬間の態度が重要 話を“聞ける人”が最強である