コラム AIは補完ツールではなくなった。経営の話をしよう。 2026.03.24 AIは補完ツールではなくなった。経営の話をしよう。 世界大手コンサルティングEY社が、「EY-Parthenon CEO Outlook調査(2026年1月期)」を発表した。 この調査は、世界のCEO1200人を対象に実施され、現状や将来に対する見解や楽観度を評価・分析したものだ。 https://www.ey.com/ja_jp/ceo/ceo-outlook-global-report 「AIは今後2年で、自社をどう変えるか」 その答えは明確だった。 8割以上が 「自社に大きな影響をもたらす」 と回答した。 これは技術の話ではない。 経営の話である。 数字が示していること。 55%が「良くも悪くも根本から変革する」と答えた。 33%が「成功の鍵になる」と答えた。 58%が「今後2年以内に主要な成長エンジンになる」と答えた。 そして52%は すでにトランスフォーメーションに着手している。 一方で、こんな数字もある。 「AIが期待を大きく上回る成果を上げた」 と回答したCEOは たった20%。 この差は何を意味するか。 わかっている人は多い。 動けている人は少ない。 これが現実である。 日本企業に、特有の問題がある。 EYはこう指摘している。 「経営レベルでの理解や意思決定の迅速化が喫緊の課題」 現場は試している。 しかし経営が追いついていない。 これは日本の中小企業でも まったく同じ構造だ。 現場の担当者がAIを触っている。 しかし社長は 「よくわからないから任せている」 その会社は、2年後どうなるか。 AIはもはや 「あれば便利なツール」ではない。 ビジネスモデルを支える中核的な基盤 になりつつある。 補完から、根幹へ。 この転換が、今まさに起きている。 経営者に問いたい。 自社のAI活用を あなた自身は理解しているか。 意思決定しているか。 それとも 「現場に聞かないとわからない」状態か。 かつて 「ITはよくわからない」と言い続けた経営者が 気づいたときには競合に大きく差をつけられていた。 同じことが 今、AIで起きようとしている。 2026年は転換点だと 世界のCEOたちは言っている。 試行から、本格展開へ。 補完ツールから、成長エンジンへ。 乗り遅れてから気づいても、 その2年間は戻らない。 writing:ストロングポイント株式会社 代表取締役 加賀隼人 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: adminコラムコメント: 0 「不在率50.9%」の改善を、素直に喜べない理由